ワクチンの特徴・注意点/ジフテリア・百日咳・破傷風(DPT)ワクチン


  1. 特徴

     ジフテリア菌及び破傷風菌の産生する毒素を精製無毒化したジフテリ
    アトキソイド及び破傷風トキソイドを含む液と、百日咳菌から分離・
    精製した感染防御抗原を含む液にアルミニウム塩を加え、不溶化した不
    活化ワクチンである。

  2. 接種上の注意点

     第1期初回接種を確実に行い、基礎免疫を作っておくことが大切であ
    る。スケジュールどおり受けていない場合でも、はじめからやり直すこ
    とはせず、規定の回数を超えないように接種する。例えば、第1期初回
    接種の1回目と2回目の間隔が8週を超えた場合でも、2回目と3回目
    を3〜8週間隔で接種すれば、第1期初回接種を終了したものと考えて
    よい。2回目と3回目との間隔が8週を超えた場合には、その間隔が6
    ヵ月未満であればそのまま3回目を接種し、6ヵ月以上の間隔であれば
    3回目は行わず第1期追加接種を行う。第1期追加接種は、第1期初回
    接種後12〜18月の間に行うことが望ましいが、18ヵ月以上経過し
    た場合には、速やかに追加接種を行うことが望ましい。

     なお、感染症サーベイランスのデータでは、2歳未満の百日咳患者
    が約半数を占めているので、DPTワクチンの接種はなるべく早期に実
    施することが望ましい。DPTワクチンの第1期初回接種を行う時は、
    接種部位を左右交互に行い、またなるべく皮下深く接種することが局所
    の硬結を予防する上でも大切である。


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