ワクチンの特徴・注意点/BCG


  1. 特徴

     牛型結核菌を継代培養して弱毒化した菌で、開発者の名をとり、カル
    メット・ゲラン菌(BCG)と呼んでいる。これを凍結乾燥させた生ワク
    チンで、添付の溶解液(局方生理食塩水)を用いて溶解し、管針法にて
    接種する。菌の不活性化を防ぐため光の直射を避け早く使用する。

  2. 接種上の注意点

     BCG接種は前もって行われたツベルクリン反応検査で陰性の者(発
    赤長径9mm以下)に対して行う。ツ反応判定から2週間以内に行うこと。

     BCGは左上腕外側のほぼ中央部(三角筋下端部)に接種する。上腕
    の上部、三角筋に覆われた部位はケロイド発生率が高いので避ける。接
    種部位を酒精綿で拭き、アルコールが蒸発乾燥した後にワクチンを滴下
    する。ワクチンを幅1.5cm、長さ3cm程度に管針のツバ又は円筒外側
    面で延ばした後、管針を垂直に上腕骨に向かって強く押し、2押し目は
    1押し目の管針筒の輪状痕に接するように押す。接種後、皮膚面のワク
    チンを管針の横又はツバで2〜3回なすりつける。局所は自然に乾燥す
    るまで待つ。直射日光は避けなければならない。
    (注:ツ反陰性は、平成7年3月31日までは発赤長経4mm以下。)

     免疫抑制剤、副腎皮質ステロイド等の投与を受けた者及び麻疹に罹
    患4週間以内の者等は、ツベルクリン反応が減弱する場合があり、判定
    を誤るおそれがあるのでBCG接種時には考慮する必要がある。


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