予防接種の実施/総論


  1. 個別接種
  2.  DPT、麻疹、風疹及び日本脳炎については原則として、個別接種に
    より実施することとし、準備の完了した市町村から順次個別接種へ移行
    していく。なお、現在まで集団が望ましいとされてきたポリオ、結核予
    防法に基づくBCGについては、当面集団接種を原則とするが、個別接
    種の実施体制が整備された市町村においては個別接種により実施して差
    し支えない。

     ポリオについて実施体制の整備がされた市町村とは、

    1. ポリオワクチンは融解した場合0〜4度の冷蔵庫内では1ヵ月、
      10度までの冷蔵庫内では7日間保存して使用できる
      (ただし、いったん融解したものは再凍結してはいけない)ので、
      この条件で実施ができること、
    2. 同一地域内の接種がほぼ1ヵ月で完了できること、
    の要件を備えた市町村である。

     個別接種を実施する医師は、予防接種時間又は場所を一般外来とは分
    けて実施し、一般の受診者から接種対象者が感染を受けないように十分
    配慮しなければならない。

     また、多人数用の包装のワクチンについては、現在のようにチメロサー
    ルの入った液で採取時の滅菌操作を十分行っていれば、凍結をさけて10
    度以下(生物学的製剤基準、WHO基準では2〜8度)に保存すれば、
    短期間での効果に影響はない。

  3. 集団接種
  4.  やむを得ず集団接種で実施する場合には、個別接種の場合と同様に十
    分な予診を行えるよう、会場、担当医師数及び予診方法を設定する。
    また、接種を受ける対象者のプライバシーが守られるよう、カーテン、
    ついたて等で仕切をするか個室を使用する。

     接種会場での執務者は医師2名(A,B)、看護婦又は保健婦等の補
    助者2名、事務従事者若干名で構成される。

     医師Aを中心とするチームは予診票の確認、診察を実施し接種の可否
    を判定する。医師Bを中心とするチームは保護者の意思を確認の上、
    接種する。

     この際、1時間に対象とする人員は40名程度に設定する。

     なお、事情により医師1名で実施する場合には、1時間の対象人数は
    20名程度とする。


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