予防接種の実施/一般的注意


  1.  不活化ワクチン接種後24時間、生ワクチン接種後3週間は副
    反応の出現に注意し、観察しておく必要がある。

  2. 予防接種当日の入浴は差し支えない。
     入浴は、従来避けることとされていたが、今後は、入浴は差し支
    えないものとして指導する。これは生活環境の整備によて、入浴時
    に注射部位又は全身性の感染を受ける可能性はきわめて低くなって
    おり、即時型アレルギーが予想される注射後1時間を経過すれば、
    入浴は差し支えないと考えられるためである。また、BCG接種後
    も十分乾燥させ、1時間以上経過すれば、菌の生着に問題はない。

     むしろ、生ワクチンの場合は接種後8〜12日前後に生ずる発熱
    等の副反応が発生した時に避けるべきである。

  3.  過激な運動、深酒は、それ自体で体調の変化をきたすおそれがあ
    るので、ワクチン接種後24時間及び生ワクチンによる副反応が出
    現した時は治癒するまで避けるべきである。

  4.  予防接種の接種季節に関する規定については、今回すべて廃止さ
    れた。これは、病気の流行の地域差と各地域の感染症サーベイラン
    スのデータを活用して適切な時期に予防接種を行える配慮がなされ
    たものである。

     各地域の気温、病気の流行状況をみて、副反応と区別をすること
    が紛らわしい疾患(例えば無菌性髄膜炎)の流行がある時には、季
    節に関係なく見合わせたり、必要に応じて注意を喚起し、主治医(
    接種医)の裁量により接種を検討すべきである。

  5.  抜歯、扁摘手術、ヘルニア手術等、緊急性のない場合には、予防
    接種後1ヶ月間は原則として避けることが望ましい。しかし、緊急
    性の高い手術、周囲に流行する病気の状況によては必ずしもこの限
    りではない。


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