院内心肺停止対応マニュアル

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2000.08.07

作成



院内での心肺停止時の対応をまとめる。

 

具体的な対応

  • 発見者はすぐに応援を呼ぶ。
  • 発見者は以下の気道確保・呼吸・循環のCPRを一人で続行する。(ベッドサイドを離れない)
  • 呼ばれた人は医師に連絡する。(夜間は当直医)
  • 呼ばれた人は酸素投与が可能になるように準備する。
  • 呼ばれた人は救急カートをベッドサイドへ運ぶ。
  • 呼ばれた人は心電図モニターをベッドサイドへ運ぶ。
  • 呼ばれた人は除細動器をベッドサイドへ運ぶ。

A.気道確保(Airway)

  1. 意識があるかどうか確認する。
    軽くたたくか身体を揺すって”どうしたのですか”と声をかけてみる。
  2. 助けを呼ぶ。
    意識がないと判断されたら、”だれかきてください”と助けを呼ぶ。
  3. 倒れている人を仰向けにする。
  4. 気道を開く。
    頭部後屈、おとがい挙上

 

B.呼吸(Breathing)

  1. 呼吸があるかどうか確認する。(見て、聞いて、感じて)
  2. 呼吸があれば、気道確保をし続ける。
  3. 呼吸がなければ、2回の人工呼吸を行う。(マウス・トゥ・マウス)
    人工呼吸がうまくゆかなければ、気道確保(頭部後屈、おとがい挙上)をやりなおして、
    人工呼吸をやりなおす。それでもうまくゆかなければ、
    上気道内の異物がないかどうか確かめ、あればこれを除去する。

 

C.循環(Circulation)

  1. 頚動脈で脈がないかどうか確認する。
    脈があれば1分間に12回(1回5秒)の人工呼吸をつづける。
    脈がなければ、心臓マッサージを始める。
  2. 心臓マッサージ
    前胸部の圧迫する位置を決める。
    1分間に80ー100回くらいの頻度で、15回の前胸部圧迫(心臓マッサージ)を行う。
    次に気道を開き2回の人工呼吸を行う。
    この後、再び15回の心臓マッサージと2回の人工呼吸を繰り返し行う。

 

D.再評価

  1. 心臓マッサージと人工呼吸を15:2の割合で、4回繰り返す。
  2. このあとに、頚動脈の拍動をチェックし、
    1. もし、頚動脈の拍動がなければ心臓マッサージと人工呼吸を継続する。
    2. もし、頚動脈の拍動があり、呼吸をしていれば、頚動脈の拍動と呼吸をしていることを監視し続ける。
  3. もし、頚動脈の拍動はあるが、呼吸をしていなければ脈があることを確認しながら人工呼吸を続ける。

 

E.注意

心拍と呼吸がない状態では、7秒以上CPRをやめてはならない


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